不動産売却の際に事前に決めておくべきこと

不動産売却の際に事前に決めておくべきこと

不動産売却の際に事前に決めておくべきことはいくつかあります。
まず、売出し価格をいくらにするかを決めておきます。
不動産は同じ棟のマンションでも階数や向きなどによって価格が異なるのが通常で、世の中に全く同じものがないというのが特徴です。
そのため、売出し価格をいくらにするのかは不動産売却に当たってとても重要になります。
次に売却スケジュールをどう立てるのかを決めておくべきです。
不動産の売却は、契約が成立して引き渡しが完了するまでに数か月かかるのが一般的なので、売却代金を他の支払いに充てる予定のある人や、子どもの学校関係などで引越し時期に制約がある人等はスケジュールをどう立てるのかが重要な問題になります。
さらに、不動産の売却には仲介手数料、引っ越し費用などの経費が生じる所、この諸経費をどう見積もるかをあらかじめ決めておくことをお勧めします。
他にも、住宅ローンが残っている場合には、その残額についても把握しておくといいでしょう。
住宅ローンを借りているため不動産に抵当権が設定されている場合には、買主に不動産を引き渡すまでに借入金を返して抵当権を抹消する必要があるので、どのタイミングでどのように抹消するのかを金融機関等とあらかじめ決めておく必要があります。

不動産売却をスムーズに進めるために必要書類を揃えよう

不動産売却を考えているけど、必要書類がどれなのかわからないという方がいるのではないでしょうか。
不動産売却では必要な書類をあらかじめ揃えることによって、スムーズに手続きを行うことができます。
まず本格査定までに必要なものは、登記簿謄本や土地測量図・境界確認書、物件間取り図です。
土地測量図・境界確認書は土地の面積や境界線の位置などが記載されている書類で、戸建てでこれがないと隣人とのトラブルが発生してしまうかもしれません。
作成されていないのであれば隣接地の所有者と話し合った上で、作成するようにしましょう。
他にも売買契約書や重要事項説明書、管理規約・維持費等を用意する必要があります。
管理規約・維持費等の書類はマンションにのみ必要な書類です。
不動産売買契約時までに必要な書類は、売主に関係のあるものや不動産に関係のあるものです。
本人確認のために必要な身分証明書や固定資産税納税通知書などを用意しておくようにしましょう。